2010年04月09日

新党に望まれるものは何か?

 新党に望まれるものは何であろうか。自民党が長期政権下において政官業癒着、公共事業などへの過剰投資、官僚との癒着で天下りや特殊法人を認めてきて、財政を破綻状態に導いて来た。自民党が政権に戻ることになれば、その問題の体質により、また更に問題をかもし出すことになる。国民は自民党ではなく、民主党に政権をゆだねたのだ。民主党は一部に自民党的体質を持った問題の政治家がいるものの、自民党が犯してきた問題をクリアーしようとしている。自民党の犯してきた問題を解決できるまでに成長してきた民主党に反旗を翻して何ができるであろうか。いわんや、自民党を補完する新党というものは、国民が受け入れられるものではない。

 国民は自民党をぶっ壊して、それまでのしがらみをなくそうとした小泉的改革を求めている。小泉的改革が自民党でできないことを感じ取った国民は、自民党に決別して民主党にそれを求めているのだ。

 自民党の犯してきた問題に取り組んで改革をしようとしている民主党にエールを送り、注文をつけ、更なる適切な改革を実現して行くことが、これからの日本の新党に必要なことだ。まず、改革を推し進めるように民主に意見をして、民主の足りないところを国民に訴えて、適切な改革を進めないといけないのだ。反自民、反民主で日本の改革はできない。

 新党が目指すことは、今まで自民党が作ってきたしがらみを断ち切って、表向きはきれい事で、裏で利権がからむ問題をクリアーして、更なる適切な改革を実現し、財政再建を実現することである。景気刺激策と称して赤字国債をじゃぶじゃぶ発行して、そのつけを後世に平気でまわすことは、日本の国債の国際的評価を下げることにつながり、結局自分の首を自分で絞めることになる。それを自民党がやってきたのだ。自民党がやってきたことからの脱却を国民が求めていることを新党に考えてほしいところである。


 


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