2010年06月22日

民主党に期待する

 鳩山前首相の英断により、民主党の抱える政治資金の問題を一掃できた。この問題がクリアーされれば、民主党は自民党にできない政治改革を行う姿勢は変わっていないのだから、国民の信頼は回復できることになる。
 民主党政治に色々な批判がなされるが、自民党政治でできなかったことをやっているのであり、自民党にできない政策は徐々に実現されつつある。自民党が例によって言葉巧みに民主党を批判するが、国民はそのカラクリを理解している。自民党は言葉巧みに表面上はきれい事を並べて、族議員の利権、官僚の横暴を、政官業の癒着を支えてきた。国民は自民党の最もらしい、言葉巧みな弁明に辟易しているのだ。
 民主党にも不慣れなこともあり、行き届かないこともあるであろうが、自民党よりは新鮮で精力的な政治改革を期待できる。第3極の新党群も皆自民党寄りで、陳腐で、あれで政治改革ができるとは思えない。世論調査が示すように、国民はこれらの新党群期待していない。ましてや自民党にも期待していない。
 聖域なき予算削減するとして取り組めば、なぜこの大事な分野の予算を削減するのかということになり、民主党批判になる。この700兆におよぶ債務があり、赤字国債でやりくりしている状態である。何とか批判に耐えて、健全財政にしてほしいところである。場合によっては日本の国債のランクが下がって、財政危機に陥る可能性のある状況で、自分の領域だけは予算を削減するなということはまさに自分勝手な話しである。これがまかり通るようでは、日本の赤字削減は難しい。日本の健全財政の命運は民主党に掛かっているのだ。民主党の英断はここにも必要であるようだ。




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